いち林業者の独り言

林業を知らない人達に山の贈り物

林道ニュースより⑧

https://greenz.jp/2020/03/16/fujimori_terunobu/

 

こんにちわー!

 

いつも林業林業言ってるザジでーす!

 

 

林業ニュースより気になった記事について感想を書きたいと思います。

 

私は林業の中でも木を植えてから切るまでが専門なので、

その後の製材、加工、建築の知識が少ない事が気になっていました。

 

今日の林業ニュースを見たお陰で、建築の知識が少し得られた事が嬉しかったです!

 

 

例えば、戦時中や戦後の復興の為に国内の木材が大量に必要とされた事や、外材を輸入するに至った経緯や理由を林業視点では知っていたのですが、

 

戦争による空襲や火事による被害や地震や台風による崩壊を受けた事で、

防災上の理由で建築学会や建設省が木造住宅を作ることを禁止し、

その為、

学者が研究を辞め、

木材に関しての補助金が出なくなり、

利用されないから技術開発が止まってしまった。

 

特に木造のための化学の技術に投資がされなかった事が大きいと言う事。

 

建築業界の視点でみた理由を知ることが出来

メチャ勉強になりました。

 

更に、高温多湿の日本ではいかに木材が腐らないようにするかが課題なのに対し、

ヨーロッパのように冬は低温で夏は乾燥し、湿気と温度が同時に高くならない気候だと、

バクテリアが繁殖する条件がそろわないから、

木の柱も土から少し浮かせておくだけで腐らない

と言う海外の気候との違いによって起こる木材の影響の違いや

 

日本の住宅の更新が早すぎる理由として、

相続などの都合で、世代交代までのたった20〜30年で終わる家が多く、

実際の調査も事も触れていて

あるプレハブメーカーの調査では平均19年で

しかも、中古住宅は木造だと評価ゼロ。

むしろ取り壊し代でマイナスなこと。

 

 

本来は木造住宅ぐらい増改築向けのものはないのに。

法律の規定より柱が多い家は1本や2本抜いたって問題ない。

ちゃんと中古を生かすべきでしょう。

と言う今あるモノを長く使おうとするリノベーションの考え方もされている事も素晴らしいですし、

 

ヨーロッパの「建築家」は木造の民家をつくらない。

日本だけですよ、最先端の建築家が木造住宅をつくっているのは。

民家の研究だって、日本では建築家がやりますが、ヨーロッパでは民俗学者の仕事です。

と言う日本の木造建築のレベルの高さや民家の研究を建築家がやっている事など、

 

全然知りませんでした!ヮ(゚д゚)ォ!。

 

 

更に更に、

 

日本の建築材で使われているのは主に針葉樹で

スギやヒノキやマツ、一部の広葉樹が使われている事は知っていたのですが

 

日本の住宅は歴史が遡るほど広葉樹のクリを使っていたと言う話には正直驚きました。

 

また、関東から東の江戸時代までの植林は、実はクリでメジャーな樹種………

これ豆知識じゃね?笑

 

そして、クリの育て方にも触れていて

外見が似ているナラと混植すると、成長が少し遅いクリが、まっすぐ育つ

 

今日は林業的にもメチャメチャ勉強になりました!

 

こういう事を知る事が出来ると素直に嬉しいと思えることが、

 

私は林業が好きなんだなーぁっと実感します笑笑。

 

 

記事の最後で

 

木の可能性は未知数。

今は試行錯誤の時代

 

と行っている様に、私の可能性も未知数で

 

今はトライアンドエラー!の時です!

 

 

林業豆知識】

上にいっぱい書いてありますよ!笑

(決して手抜きでわありません笑)

 

 

このブログをキッカケに林業の事を知って貰えたら嬉しいです。

 

でわでわ